Club GP 佐藤琢也です。さて、Club GPの旗艦プログラム、第九期 Advanced Seriesの申込みがスタートしました。こちらのコース、一人一台のマイクロスコープでMicrosurgeryを完全マスターできるのも特徴です。ということで、今回のClub GPメールマガジンでは、そのMicrosurgeryの過去から現在地についての歴史的背景を紹介したいと思います。
■さて、皆さんはアレクシス・カレル(Alexis Carrel)という外科医をご存知でしょうか?1912年、血管吻合および臓器移植の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したフランス出身の天才外科医です。
…と聞くと、「さぞ高潔な偉人なのだろう」と思われるかもしれませんが、これがなかなか一筋縄ではいかない人物でして。“永遠の生命”を夢見て「不死の細胞」の研究にのめり込み、果ては「ルルドの奇跡」にまで惹かれたというオカルト気質。 しかも、のちには“優生学”を掲げる思想家としての顔まで持っていたという、なかなかのクセ者です。そんな“濃いキャラ”のカレルですが、彼が100年以上も前に生み出した血管吻合術こそ、今日のMicrosurgeryの原点と言われています。 |
Alexis Carrel :www.nobelprize.org/, www.uh.edu/engines/epi1863.htm そんなストーリーを知ったうえで上記写真にある彼の風貌を見てみると、確かに一筋縄ではいかなさそうなオーラを漂わせていますね。 一方で「マッチ榛より細かろうと縫合できるようになった」と自ら語る血管吻合のテクニックは、繊細な針と糸を自身で開発するほどのこだわりの縫合術式で、長い外科手術の歴史にの中でも、革新的なアイデアの一つであったことは間違いありません。それゆえに、当時は彼によってしかできなかった施術方法も多く、この技術が歯科領域はもちろん、医科の手術においても汎用化されることはしばらくはありませんでした。 |